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 価格を数万円に抑えた低価格なカーナビ「PND」が普及している。ナビタイムジャパンは、PNDに通信機能を付加した新しい端末「WND」を開発中だ。通信の高速・大容量化が進めば、PNDと同等の価格でWNDを提供できるようになる。

 携帯電話やPC向けに経路探索や経路案内サービスを提供するナビタイムジャパンは、2009年度に低価格のカー・ナビゲーション・システムであるPND(Personal Navigation Device)市場に参入する。PNDに通信機能を加えた「WND(Wireless Navigation Device)」の実用化に向けて、現在開発を進めている段階だ。
 WNDは、ナビタイムのサーバと通信することで、最新の地図データ、リアルタイムの渋滞情報や駐車場の空き情報、店舗情報などをダウンロードできるのが特徴(図)。価格は、既存のPNDと同程度を考えており、3年間の通信料込みで5万円程度を目指している。国内のカーナビ市場 市場 は、年間300万台程度。このうちPNDは100万台程度で増える傾向にある。当社の目指すWNDの潜在需要は200万台と見積もっている。
 WNDは、PNDと携帯電話向けカーナビサービスの長所を取り入れた端末である。従来のPNDは、基本的に単体で使うように設計してある。パイオニアの通信カーナビ「エアーナビ」 など一部の高価格帯のPNDを除けば、VICS情報以外の通信機能を備えないため、最新の地図データや渋滞情報、店舗情報などの取得はできなかった。WNDであれば、この制約はない。

以下,『日経Automotive Technology』2009年11月号に掲載
図 WNDのコンセプト
(a)低価格なカーナビであるPNDに通信機能を加えることで、リアルタイムの地図情報や渋滞情報をサーバからダウンロードできる。(b)ナビタイムジャパンが提供中の携帯電話向けのサービス「ドライブサポーター」の画面。WNDでも同じようなサービスを提供する。