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出題と解説/ET教育フォーラム (越川 恒俊,坂井 直美)

<今号の問題から>
組み込みソフトウエアの開発プロセスを設定する考え方として,適切なものはどれか
  1. 開発作業の効率を高めるために,常に最新技術を反映した新しい開発プロセスを採用する
  2. 同じ製品のアップグレード開発の場合には,前回で慣れ親しんだ開発プロセスを採用する
  3. プロジェクトごとに目標,規模,開発期間,技術者のスキルなどを検討し,最適な開発プロセスを採用する
  4. 同じ開発プロセスを採用し続けると惰性による油断が生じて作業効率が落ちるため,毎回異なる開発プロセスを採用するぐ

 大規模化する組み込みシステム開発プロジェクトにおいて,高品質なソフトウエアを効率的に開発するためには,前回取り上げたプロジェクト・マネジメントに加え,開発プロセス・マネジメントを適切に行う必要があります。今回は,開発プロセス・マネジメントの必要性と,それによく用いられる CMMI(capability maturity model integration,能力成熟度モデル統合)について解説します。

開発プロセスを適切に設定するト

 開発プロセスとは,簡単にいえば,ソフトウエア開発で行うべき一連の作業を定義したものです。大規模な開発プロジェクトには,多数の技術者がかかわります。用いる開発手法,開発工程の区切りや作業内容,成果物やレビュー方法といった手順を事前に決めておき,それに沿って技術者が作業を進めなければ非効率的になってしまいます。不明確だったり不適切だったりする開発プロセスは,プロジェクト・マネジメントの妨げとなるだけでなく,ソフトウエアの品質低下にもつながります。

『日経エレクトロニクス』2009年11月2日号より一部掲載


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