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 NECライティングが2009年9月24日に発売したLED電球には,先行メーカーの製品にはない二つの特徴がある。(1)LEDパッケージを覆うレンズの存在(2)標準品の押し出し材を切削加工したヒートシンクの採用──である(図)。

 同社はもともと,同年7月の発売を目指して開発を進めていた。ところが同年6月,シャープが実売約4000円という低価格品を発表。「設計が完了し,量産手配を始めようとしていた」(NECライティング)というタイミングだったが,生産体制や調達する部品,構造などを全面的に見直すという聖域なきコストダウンを余儀なくされた。

 与えられた時間は約2カ月のみ。量販店が冬商戦に備えて売り場の模様替えをする前に市場投入しなければならないからだ。その中でコストダウン策の一環として採用されたのが,前述のレンズとヒートシンクだった。

〔以下,日経ものづくり2009年11月号に掲載〕

図●NECライティングのLED電球
アルミニウム合金の押し出し材を切削加工したヒートシンクを採用する。直下照度を高めるため,樹脂製レンズをLEDパッケージの上を覆うように配置した。