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 電気自動車は、家庭や駐車場で電源ケーブルをつないで充電できるのが特徴だ。しかし、航続距離の問題からガソリン車の給油の頻度と比べて頻繁な充電が必要となるため、利便性が低くなる可能性がある。この解決策として期待されているのが、電磁誘導などを利用してケーブルレスで充電しようという「非接触充電」だ。

 ケーブルを使わずに充電できる「非接触充電」。電気自動車やハイブリッド車のバスでは一部で採用が始まっているが、ここにきて乗用車タイプのEV(電気自動車)でも採用される可能性が高まってきた。
 バスは、2008年2月に羽田空港で、2009年10月には奈良で試験走行が実施された。いずれの充電方式も電磁誘導を使った方式を用いた。バスでの取り組みが先行した理由には、運転手の運転技能が高く、送電コイルのある位置に正確に車両を止められることが挙げられる。また、運行ルートが決まっており、充電設備の設置コストが少なくて済む。
 一方の乗用車タイプのEVでは、車の位置が多少ずれても充電できるような技術開発が必要で、幅広く充電インフラを設置する必要がある。このため、乗用車での利用はもう少し時間がかかるというのが業界の認識であった。
 そんな中、非接触充電システムの実用化に積極的な自動車メーカーが日産自動車だ。2013~2015年ごろに投入する第2世代のEVで採用を検討している。第2世代のEVの一つが、2009年秋の東京モーターショーで公開したコンセプト車「ランドグライダー」(図)。車両床下に配置した受電部と、地面に配置した送電部の間で、電力を伝送して非接触充電に対応することを想定している。

以下,『日経Automotive Technology』2010年1月号に掲載
図 日産自動車の「ランドグライダー」
2009年秋の東京モーターショーで公開した電気自動車のコンセプトカー。非接触充電への対応を想定する。2013年ごろの実用化を検討している。

出典:Features

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