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 2009年11月に日産自動車が発売した新型「フーガ」(図1)は同社がフラッグシップを目指して開発し、11の新技術を搭載した。アクセルペダルの反力を調整する「エコペダル」、乗り心地を改善する「ダブルピストンショックアブソーバー」などだ。2010年には同社初となる後輪駆動ハイブリッド車も投入する。

 新型フーガは排気量2.5Lと3.7LのV型6気筒エンジンの2モデルで構成する。海外では「Infiniti M」として販売され、3.7Lと5.6LのV型8気筒エンジンをラインアップするが、国内で5.6Lモデルは必要ないとの判断から、3.7Lモデルが最上位となる。
 新型フーガを担当した同社商品企画本部商品企画室のチーフプロダクトスペシャリストである大澤辰夫氏は、「フーガは日産のフラッグシップを目指した。高級車らしいプロポーションとするため、全長、全幅を拡大し全高を10mm下げた。また、存在感を増すためグリルの位置を下げて、フェンダーも張り出した」と外観の特徴を語る。
 内装では最上級グレード「370VIP」に、伝統工芸の蒔絵(まきえ)をイメージした木目パネルを採用した。ホワイトアッシュを材料とし、水の通り道であった部分に銀粉を塗り込み、その上にグラデーションの塗装を施す。四隅近くを濃い色で塗装することで、銀色を強調できるという(図2)。

以下,『日経Automotive Technology』2010年1月号に掲載
図1 日産自動車「フーガ」
全長、全幅が従来よりそれぞれ15mm、40mm伸び、全高が10mm低い。ハイブリッド車の投入は2010年。
図2 最上級グレードの「370VIP」には本木目を使用
木目パネルに銀粉を塗り込み、研磨して仕上げる。製造はヤマハファインテックが担当。