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 第41回東京モーターショーに先立ち、2009年9月に開催された「第63回フランクフルトモーターショー(IAA:InternationaleAutomobil-Ausstellung)」。東京モーターショーに出展しない海外メーカーが勢ぞろいし、フランスRenault社を筆頭に電気自動車への取り組みが目立った。

 第41回東京モーターショーの出展社数が減り、展示面積も縮小されることが明らかになった中で、その1カ月前に開催されたフランクフルトモーターショー。経済不況の影響が心配されたが、ふたを開けてみると、端から端まで歩いて15分はかかる会場に、各社が広大な展示スペースを用意。報道陣の数も非常に多く、例年と変わらない賑わいを見せた。欧州メーカーがハイブリッド車(HEV)を実用化しつつある現在、展示されたコンセプトカーは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)が主流で、CO2排出量ゼロに向かう流れが明らかになった。
 EVの展示で最も積極的な姿勢を見せたのが、4種類を一気に展示したフランスRenault社。同社は乗用車3種類、商用車1種類を出展。乗用車ではCセグメント車、Bセグメント車、2人乗りシティコミューターをそろえた。
 2011年からイスラエル、デンマークに導入するのが4ドアのCセグメント車「Fluence Z.E. Concept」。全長は4.8mとやや長いが、「Cプラットフォーム」をベースにEV化した。日産自動車のEV「リーフ」は「Bプラットフォーム」のサスペンションを利用した専用設計だが、それとは異なるプラットフォームを用いた(図)。

以下,『日経Automotive Technology』2010年1月号に掲載
図 Fluenceは「Cプラットフォーム」がベース
前部には下からモータ、インバータ、充電器兼ジャンクションボックスが重ねられている。電池は「リーフ」と同様にAESC製だが、そのほかのモータやインバータ、充電器などは専用設計。