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 2008年9月15日に起きた米大手証券会社のLehman Brothers(リーマン・ブラザーズ)社の経営破綻。世界経済に与えた衝撃の大きさは,先進国を中心に現在でも不況に苦しむ国が多いことが雄弁に語っている。

 本誌ではちょうど3年前に「日本製品の品質」に関して調査を行った。ある程度時間が経過したことに加えて,「リーマン危機」によって経済環境が激変したことから,あらためて日本製品の品質がどのような状況にあるかを調べてみることにした。

 まず,リーマン危機後に日本製品の全体的な品質についてどう感じるかを聞いた(Q1)。すると,「非常に低下していると感じる」と「どちらかというと低下していると感じる」の二つを合わせた“低下派”の回答が47.8%となった。反対に,「非常に高くなっていると感じる」と「どちらかというと高くなっていると感じる」を合計した“向上派”の回答は4.8%と少ない。この結果は,高品質の代名詞である「Made in Japan」もしくは「Made by Japan」の強みが揺らぎ始めていると,我々に警告を発しているととらえた方がよさそうだ。

〔以下,日経ものづくり2010年1月号に掲載〕

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