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 2009年12月に開催されたロサンゼルスモーターショー(Los AngelesAuto Show、一般公開日:2009年12月4~13日)では小型の環境車が注目された。ホンダは3人乗りのコンセプト車を提案し、Volkswagen社は車両質量695kgの4人乗りハイブリッド車を出展した。

 ホンダは同社の米国デザインスタジオが手がけた3人乗り次世代車のコンセプト「Personal-Neo Urban Transport(P-NUT) Concept」を初公開した(図)。車両寸法は全長3400×全幅1750×全高1439mmで、前席は中央に運転席のみ、後席は独立した2人席である。動力源を車体後部に積む後輪駆動車で、内燃機関(燃料の指定なし)、ハイブリッド、またはモータのいずれにも対応可能だとした。
 デザインを担当した、Honda R&DAmericas社、Director of AdvancedDesignのDave Marek氏は「昨年発表した燃料電池車のコンセプトモデル『FC Sport』と同じく、ホンダの米国側からの次世代車の提案だ。デザインコンセプトは超小型。米国で超小型車というと、小さ過ぎて退屈な車だと思われる。だがこの車は、車内空間を中型セダン並みにするなど、使い勝手を向上させ、車の魅力を高めた」と語った。
 American Honda Motor社Executive Vice President, Automobile SalesのJohn Mendel氏は「2015年のZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)規制対応などで、この車のようなEVの可能性はある。だが、当面我々はハイブリッド車を中心に次世代車の開発を進めることに変わりはない」と語った。

以下,『日経Automotive Technology』2010年3月号に掲載
図 ホンダの3人乗り次世代車コンセプト「Personal-Neo Urban Transport(P-NUT)Concept」
(a)動力源を車体後部に積む後輪駆動車で、内燃機関(燃料の指定なし)、ハイブリッド、またはモータのいずれにも対応可能とした。(b)前後部ともボディ上部がすぼまってフェンダーが張り出している。(c)前席を1席にして車内空間を中型セダン並みにした。