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 国連の予測では、2050年の世界人口は現在の65億人から90億人に増える。さらに発展途上国の経済が“離陸”し、全世界のエネルギ需要は現状の数倍に増加して、化石エネルギの使用には制約が掛かるだろう。こうした状況で、クルマにはITS(高度道路交通システム)による変革が求められる。ITSの実用化を推進している渡邉浩之氏が、将来のクルマのイメージを語った。

ITS Japan 会長 渡邉浩之氏

 さまざまな交通機関を「モビリティ性能係数」で比較してみる。1人乗車で東京をコンパクトカーで移動した場合と、ロサンゼルスを大型ピックアップトラックで移動した場合を比較すると、両者のモビリテイ性能係数にあまり差がない。これは、東京の平均速度は20km/hだが、ロスは34km/hと速く移動できることが原因だ。
 私は、このモビリテイ性能係数を現状の7倍以上に引き上げるべきだと思っている。この7倍の世界は、郊外長距離走行では2~4人乗車のプラグインハイブリッド車(PHEV)、買い物や通勤は1人乗り電気自動車(EV)、20~30人乗りのバスや電車、自転車そして徒歩などである。このような移動の世界が実現すれば、持続可能なモビリテイ社会が実現できる。

以下,『日経Automotive Technology』2010年3月号に掲載