PR

 アルテックはドイツKrauss Maffei Technologies社(KM社)製の混練機付き射出成形機の国内販売を開始した。今まで、GFRP(ガラス繊維強化樹脂)などの素材を射出成形するときは、あらかじめGF(ガラス繊維)を練りこんだ高価なペレットを購入するのが普通だった。この機械を使えば、マトリックス樹脂と強化繊維を別々に購入でき、材料コストは約半分で済む。

 射出成形機でGFRPを成形する場合、あらかじめGFの入ったペレットを購入する必要がある…というのがこれまでの常識だった。この常識をくずせば、コストを下げる余地がある。工夫をすれば、繊維入りペレットなんて要らないのである。
 ドイツKM社はIMC(インジェクション・モールディング・コンパウンダ)と呼ぶ機械を販売している(図)。既に世界中で70台以上の実績がある。イラン、メキシコ、中国、ロシアでも各1台とはいえ既に動いている機械なのだが、日本への導入はこれからだ。
 2009年、KM社の日本総代理店である当社は、国内のある一次部品メーカーに型締め力22.6MN(2300tf)の国内1号機を納めた。計器盤、フロント・エンド・モジュール、ドアモジュール、バンパーなどの部品について生産を準備しているところである。この顧客は2台目についても検討中で、これは型締め力が26.5MN(2700tf)という、もう少し大きな機械になる。やっと、IMCが日本でも普及し始めた。

以下,『日経Automotive Technology』2010年3月号に掲載
図 ドイツKrauss Maffei Technologies社のIMC(インジェクション・モールディング・コンパウンダー)