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 ハイブリッド車や電気自動車などの国際安全基準として,日本基準が採用されることが固まった。

 電動車両の安全基準などの世界標準を決める国際連合の専門組織「自動車基準調和世界フォーラム(WP29)」の衝突安全に関するワーキンググループ「GRSP」が,2009年12月に開催した46回会合において,電動車両に関する国際安全基準の改正案を採択したためだ。同案の提案者は,国際自動車工業連合会(OICA)だが,その中身を詳細に見てみると,2007年11月に国土交通省から告示された日本の安全基準がほぼそのまま採用されている。

 電動車両の中でも特に電気自動車では,新興国などが製造する低価格車が世界市場を席巻するのではないかという見方がある。ところが今回の改正案を満たすには,相当なノウハウと技術力が必要になる。「もちろん安全性の確保で前進したことが最大の成果だが,それに加えて,日本の電動車両の国際競争力を強化する効果もある」と日本自動車工業会(以下,自工会)の関係者は説明する。

〔以下,日経ものづくり2010年2月号に掲載〕