PR
4/1朝まで
どなたでも有料記事が読み放題「無料開放デー」開催中!
微細化だけでは難しい小面積・低電力・高速化を実現

 「FPGAによるASIC/ASSPの置き換えを加速したい」(米Altera Corp.,Vice President,Product & Corporate MarketingのVince Hu氏)。FPGAメーカーのAltera社が,開発中の28nm世代FPGAについて,性能をより高めつつ,さらなる低コスト化を図る新技術を明らかにした。

 新技術は三つある。(1)FPGAに埋め込み可能なカスタム対応のハードIPブロック「Embedded HardCopy Block」,(2)1チャネル当たり28Gビット/秒の高速トランシーバ,そして(3)FPGAの他の領域を動作させたまま,一部分だけ再構成できる「パーシャル・リコンフィギュレーション」,である。

 Altera社の狙いは,これらの三つの新技術を導入し,微細化だけでは実現できない水準の低コスト化・低消費電力化・高性能化を達成することにある。Altera社によれば,FPGAを含むPLDの2009年の市場規模は約30億米ドルであるのに対して,同年のASIC/ASSPの市場規模は約760億米ドルと巨大である。このうち,パソコン関連機器やビデオ・ゲーム,携帯型メディア・プレーヤーなどの民生機器向け,および携帯電話機向けのASIC/ASSPを除いても,PLDが代替可能なASIC/ASSPの市場規模は約280億米ドルと,依然としてPLDの10倍近くある。Altera社は従来の微細化に加えて,革新的な回路技術などを導入し,悲願とも言えるFPGAによるASIC/ASSPの代替を,前倒しで進めることを目指す。

FPGAにカスタムIPを集積

 今回導入する新技術,とりわけ(1)によって,機器メーカーによるFPGAの使い方が大きく変わりそうだ。

『日経エレクトロニクス』2010年2月8日号より一部掲載

2月8日号を1部買う