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 自動車や電子機器などかつて日本メーカーが得意としてきた分野で,中国や韓国といった新興国企業の台頭が著しい。国内市場は縮小傾向にあり,メーカーは海外,特に新興国に目を向けざるを得ない。

 そもそも高品質を武器とする「日本」ブランドは世界でまだ通じるのか。回答者が開発や製造に携わっている製品に関して,「日本」というブランドをどう位置付けているか聞いたところ,「欠かせない」(30.8%),「海外製品比べて多少有利」(29.8%)と,6割強が日本ブランドは有効との回答だった(Q1)。

 しかし,その一方で3割以上が「関係ない」(19.7%),「時折不利に働く」(11.3%),「しばしば不利に働く」(2.1%)と否定的だった点も見逃せない。メード・イン・ジャパンにはまだ強いブランド力があると考えている技術者は多いが,盤石とはいいきれないだろう。そんな中で,日本製品の競争力を何に求め,グローバル市場で日本企業がどう存在感を示すのかが問われている。

〔以下,日経ものづくり2010年3月号に掲載〕

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