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 ホンダは2010年2月26日、ハイブリッド・システムを搭載したスポーツカー「CR-Z」を発売した。これは、同社にとってほぼ10年ぶりのスポーツカーだ。

 同社取締役社長の伊東孝紳氏は、発売の前日に開催された新車発表会に出席し、比較的出力の小さなモータでエンジンをアシストするホンダのIMA ハイブリッド・システム(以下、IMA)は、スポーツカーとして大きな可能性を持つことを強調した。「ハイブリッド車は(モータや電池を搭載するので)質量が増えるが、2次電池に蓄えたエネルギをマネジメントし、必要なときにトルクを強化して加速性能を高められる。その効果は質量増を上回る」(伊東氏)。発表会に参加した技術者の多くも、IMAとスポーツ走行の相性の良さと、ハイブリッド・システムとしての発展性の高さを強調した。

 CR-Zが搭載したIMAは、2009年2月に発売した「インサイト」と基本的には同じ。出力10kWのモータでエンジンをアシストする。ただしエンジンはインサイトの1.3Lに対してCR-Zは1.5Lで、出力を18kW高めて83kWにした(表)。

〔以下,日経ものづくり2010年4月号に掲載〕

表●CR-Zなどの主な性能