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 セイコーエプソンは2010年4月中旬から下旬にかけて、2010年度の新入社員に対する「ものづくり実践研修」を10日間実施した。同社の研修の特徴は、実感を重視していること。研修用に準備された材料や設備を使った体験ではあるが、現場に配属された後と本質的に同じ実感を得られるよう工夫されたものだ。

 具体的なカリキュラムの柱となるのが、体験することでものづくりとQCD(品質、コスト、納期)を学ぶ「ものづくり実践体験」。これは、やすり掛けとのこ刃切断の体験、時計およびプリンタの分解/組み立て体験でそれぞれ2日ずつ計6日間と、品質管理および生産管理といった現場管理の基礎を学ぶ実践研修それぞれ1日ずつ計2日間──で構成される。

 ものづくり実践体験では、単に作業を実体験するだけではなく、QCDを学ぶために自分の作業結果を活用するのが大きな特徴。例えば、品質管理の実践研修では、その前の課程で自分自身がのこ刃で切断した金属片を使う。

〔以下、日経ものづくり2010年6月号に掲載〕

やすり掛けとのこ刃切断の体験
金属製の角材を使って、やすり掛けとのこ刃による切断を体験する。やすり掛けでは、スコヤを使った平面や直角の確認方法、やすりの背と腹の見分け方なども学ぶ。基本的な道具の使い方を学習した後、やすり掛けでは仕上げる面数、のこ刃切断では切断する枚数の目標を決めて、時間いっぱいまで作業を続ける。