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 川崎重工業の産業用ロボット部門であるロボットビジネスセンターは、2010年4月に本稼働させた新基幹システム「SIRIUS」において、製品の標準仕様部とカスタマイズ部を分けて明記する、新しい形式の部品表「号機部品表」(号機は出荷した個別の製品を示す)を使い始めた(図)。同センターでは標準仕様そのものの製品を製作することは事実上皆無で、何らかの特別仕様や変更部があるのが普通。半面、ほとんどの案件では、内容(構成)の95%が共通するような過去の類似案件が存在する。共通部分や標準部分を計画的に手配することで、量的効果を得る余地がある。

 同時に、出荷したロボットの保守や修理について、顧客からの問い合わせに遅滞なく手配することも必要。従って、出荷した全製品について個別に情報を管理しなければならない。SIRIUSで設けた号機部品表は、これら(製造時と出荷後それぞれの情報管理)の両立を目的として考案した。

〔以下、日経ものづくり2010年6月号に掲載〕

図●川崎重工業ロボットビジネスセンターのSIRIUSにおいて実現した「号機部品表」
「標準部」と「受注部」(変更部)で構成。それぞれの情報は、設計部品表システムと生産管理システムから取得する。
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