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3次元CADを導入したが、なかなか開発プロセスの効率化が進まない──。そう悩んでいる企業は少なくない。この悩みは、新しい機能を持ったツールを導入したからといって解決するものではない。3次元設計に取り組んではいるが、十分な効果が得られていない企業の体質のどこに問題があるかを分析し、その結果に応じた改善方法を選択できるスキルを、本コラムでは伝授します。

 3次元設計開発プロセスの構築において、自分たちはどのような弱点や問題点を抱えているのか、その克服に向けどのような活動を推進していくべきなのか──。前々回、前回(2010年4、5月号)は、それを判定するための「プチアセスメント」と、その判定結果から今後の活動の方向性をつかむ「7つの活動類型」について紹介した。今回からは、その活動の中身がテーマになる。

 我々の経験からいうと、プチアセスメントの結果、「堅実型」以外の6つの活動類型に該当しているケースでは、3次元設計開発プロセスの展開において何らかの問題を抱えている。中には、3次元設計のための基盤がしっかりと構築できていないケースが多々含まれている。3次元設計開発プロセスの展開を成功に導く上で、そうした基盤の構築は非常に重要なものである。そればかりか、活動の早期に取り組むべきものといえる。そこで、今回は「3次元設計の強固な基盤づくり」をテーマに解説する。

〔以下、日経ものづくり2010年6月号に掲載〕

宮木邦宏(みやき・くにひろ)
O2 技術ディビジョン シニアコンサルタント
大手精密メーカー、3次元CADシステム・ソリューション・ベンダーを経て、O2(本社東京)へ参画。3次元CADシステムビジネスに黎明期から携わり、特に3次元生産プロセス改善では、常に業界をリードしながら手法開発およびシステム製品企画開発を行ってきた実績を持つ。O2では、これら27年に及ぶ経験を生かし、「3D-DPRM」の開発を主導する。
O2(http://www.o2o2.co.jp/)は、設計開発領域を専門とするプロ集団。業務プロセス改革から高度な技術課題解決までを総合支援。3D-DPRMなど独自の方法論を提唱し続ける。