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【強さの秘密】「本は包装したら売れない」という業界の常識を覆し、コミック本のフィルム包装市場を開拓した。先駆者というだけではなく、故障時における代替ユニットの即日発送、無償の開店準備支援など、圧倒的なアフターサービスで他社の参入を許さない。

 今ではどこの書店でも見掛けるフィルムで包装されたコミック本。この、本用の包装機(シュリンカ)を初めて開発したのがダイワハイテックスだ。シュリンク(熱収縮)包装技術を取り入れた書店専用のシュリンカと包装用資材(シュリンク袋)の製造販売を主力事業としている。

 同社のシュリンカは、コミック本などを透明なポリ塩化ビニル製のフィルムでできたシュリンク袋で包装するための装置。本を入れたシュリンク袋を挿入すると、ヒータで熱せられたフィルムが収縮して密着包装された本が排出される。菓子箱の包装など使われていた技術を基に開発した。立ち読み防止の観点から同社製品の導入が進み、書籍・雑誌用の簡易包装機市場で約9割のシェアを握っている。

 開発当初は1冊ずつ人手で挿入するタイプだけだったが、1990年以降、自動挿入式の機械の開発も進め、現在ではシュリンク袋への本の挿入から加熱、搬送、ストッカへの整列までを自動でこなす全自動式タイプまで、3機種をラインアップしている(図)。

〔以下、日経ものづくり2010年7月号に掲載〕

図●最上位機種の「RAPO1400」
写真は、ストッカも備えたフルオプションの構成(a)。1400冊/時の処理能力を持つ。本をまとめてセットするだけで、自動で包装して出口に本を積み上げる。(b)は、全自動機の包装ユニット内部。