PR

【強さの秘密】かつては熟練工による手作業が中心だった鉄道車両用大・中型モータコイルの主要な製造工程を自動化。ステータの製造やコイルの試作、修理・メンテナンス、製造装置の外販まで手掛ける総合力で、業界内での地位を不動のものとしている。

 鉄道車両や産業用の大・中型モータコイルの製造で、国内随一の技術力を誇っているのが三和電機である。モータコイルの製造に必要なコイルの巻き線作業からコイルの成形、絶縁テープによるテーピング(被覆)、モータの心臓部ともいえる固定子(ステータ)の製造までを手掛けている。

 例えば、同社が製造している代表的な製品が、東海道・山陽新幹線のN700系車両用の主モータに使う固定子だ。固定子は、鉄製のコア(鉄芯)にモータコイルを組み付けて造る。N700系用のモータコイルは、銅線を束ねたリング(巻き線)を、立体的にひねって亀甲状に形成し、最後にテーピングしたもの。N700系用モータの固定子の場合、これをコアに36本組み付ける(図)。

〔以下、日経ものづくり2010年8月号に掲載〕

図●N700系用モータの固定子へのコイルの組み付け
角度を10°ずつずらしながら、コアに36本のモータコイルを組み付ける。