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「山田日登志のこれがムダなんや」は、生産現場におけるムダとりのコツをクイズ形式で学べるコラム。実在する工場で見つかったムダの写真から、そのどこにムダがあるかを見つけ出すことで「ムダとりの目」を養ってもらうことを狙う。

 今回は、「人の作業」を誰でも簡単にできるようにするには、どうすればいいかを学ぶ。前回(2010年7月号)同様、コンビニエンス・ストアなど向けに洋菓子などを生産しているフレシュール(本社岐阜県関市)が舞台だ。

 山田氏は、最初の指導現場となった第1工場から、冷凍ケーキを生産する第2工場へ移動。そこでも、山田氏が到着するや「カイゼン発表会」が始まった。緊張した面持ちで話し始める若手男性スタッフ。その様子を、山田氏は目を細めながら見つめていた。

「この生産ラインでは、オペラの冷凍ケーキを生産しています。生産工程には、人が、ケーキの上にチョコレートで均一なしま模様を描く作業が入っています。この作業の問題は、いかに均一な線を描くか。慣れていないと、線が曲がってしまったり間隔がバラついたりして、うまく描けないのです」

 従来、線描きに使用していた道具が上の右下の写真。作業を誰でも簡単にできるようにするには、この道具のどの部分を変更すればいいだろうか。

〔以下、日経ものづくり2010年8月号に掲載〕

山田日登志(やまだ・ひとし)
トヨタ生産方式を270社に導入した経験を持つコンサルタント。岐阜県生産性本部在籍中に大野耐一氏と出会い、1971年から師事。1978年にカイゼン・リーダーを育成するPEC産業教育センターを設立し、所長に就任。ソニーを指導中にセル生産の基礎を築いた。