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カメラを使ってユーザーの顔の位置を検出

 裸眼式の3次元(3D)液晶テレビを2010年12月に製品化した東芝が、画面の大型化でも先駆ける。裸眼式は、専用メガネを使わずに3D映像を視聴できる手法だ。3Dテレビについての調査では、8割を超える消費者が「メガネがうっとうしい」と回答するといわれる。これを乗り越える有望な技術として、裸眼式への期待は大きい。

 東芝が日本で発売した裸眼3Dテレビの画面寸法は12型と20型。今回は、55型の大画面の機種を欧州で2011年12月に発売する。同社は、同年9月2~7日に開催された欧州最大の家電展示会「IFA 2011」で試作機を出展した。

 価格は8000ユーロ(約85万円)程度で、同等の画面寸法の上位機種より2倍ほど高額。それでも製品化に踏み切るのは、創造的な製品で世界初を打ち出すことが、ブランド・イメージの向上につながるとみるからだ。

 テレビの価格下落は極めて急である。先進的なイメージを打ち出し続けなければ、この流れにあらがえない。だからこそ、消費者に分かりやすい形で先端技術を訴求する。東芝の狙いはシンプルだ。

『日経エレクトロニクス』2011年9月19日号より一部掲載

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