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 日産自動車は「シルフィ」を全面改良して2012年12月に発売した(図1)。日本での販売目標台数は年間7200台(月間600台)だが、米国では年間約17万台、中国では約19万台の販売を計画し、世界全体では年間50万台の販売を計画するグローバルセダンだ。

 新型シルフィは、日本、米国、中国、タイ、中南米など世界約120カ国で販売を計画している。すでに米国、カナダで「Sentra」、中国、タイでは「Sylphy」のブランドで販売している。
 日本では、従来型の「ブルーバードシルフィ」から、日産の伝統あるネーミングである「ブルーバード」がなくなり、単にシルフィとなったことも話題。全長は先代とほぼ同等(+5mm)の4615mmに抑えつつ、全高を1495mmと15mm下げる一方で、全幅を1760mmと65mm拡大し、安定感のあるデザインと、上級車種並みの居住性を確保した。後席のニールームは先代と同等の680mmで、現行型「ティアナ」の632mmを上回る。また、全幅の拡大のうち30mmをショルダールームの拡大に充てている。

以下、『日経Automotive Technology』2013年3月号に掲載
図1 日産自動車の新型「シルフィ」
図1 日産自動車の新型「シルフィ」
世界約120カ国で年間50万台の販売を計画するグローバルセダン。