ホンダはAl(アルミニウム合金)板と鋼板をヘミングで接合する技術を開発した(図1)。これを使ってドアのアウタパネルだけをAl化する(図2)。鋼製のドアより軽くできる上、インナパネル、アウタパネルともにAl化する場合より安くできる。
ホンダは米国で2013年3月に発売した北米仕様のAcura「RLX」のドアのアウタパネルだけをAl製とした(図3)。そのためにAl板と鋼板をヘミングで接合する技術を開発した。従来の鋼製ドアパネルに対して4枚分の質量が63.5kgから52.5kgと、約17 %軽くなった。車体の外側が軽くなり重心が車体中心に集中することによって、操縦性も向上した。
アウタパネルは6000系のAl合金。上部の補強部材は5000系(図4)。インナパネルは270MPa級の高張力鋼に防錆コーティングをした新日鉄住金製の「Super Dyma」だ。
ドアを軽くするために鋼製からAl製にするメーカーはいくつかある。ドアはアウタパネル、インナパネルの2枚を張り合わせた構造が普通。アウタパネル、インナパネルを両方ともAl製にすれば軽くはなるが、コストも上がることが分かっている。



