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2013年9月にドイツで開催された「IAA(Internationale Automobil-Ausstellung)2013(フランクフルトモーターショー2013)」。東京モーターショーを前にした開催のためか、日本車メーカーの展示は控え目で、欧州メーカーの存在感が際立っていた。なかでもドイツDaimler社が市街地を走れる自動運転車を披露したことと(図1)、同Volkswagen社、同BMW社が電動化を加速させている点が注目された。

図1 ドイツDaimler社の自動運転車(奥)とプラグインハイブリッド車(手前)
図1 ドイツDaimler社の自動運転車(奥)とプラグインハイブリッド車(手前)

 今年のフランクフルトショーは目玉となる新型車が少なく、全体的に“小粒”な印象。それでも、自動運転車をDaimler社が発表したほか、部品メーカーのドイツBosch社、フランスValeo社が自動駐車の技術を披露した。

 もう一つのトレンドがドイツメーカーを中心に発表が相次いだ電動化である。Volkswagen社は、出展のテーマそのものを「Electrifying」として、市販を予定する2車種の電気自動車(EV)を公開した。一方、BMW社は、EVおよびレンジエクステンデッドEVの「i3」、プラグインハイブリッド車(PHEV)の「i8」を出展した。

以下、『日経Automotive Technology』2013年11月号に掲載