【調査テーマ:製造業版ビッグデータの活用】
近年、自社工場の生産設備や客先で稼働している自社製品などから日々生み出される膨大なデータ、いわば「製造業版ビッグデータ」を活用する動きが急加速している。アンケートでもビッグデータを活用している企業が半数を上回っており、中でも自社工場のデータを生かしているケースが目立っている。一方、データを取得・分析するためのシステムや人的リソースなどは不足しているという意見が多く、今後の課題といえそうだ。 (高野 敦)
「大いに期待できる」(34.4%)と「多少期待できる」(33.8%)を合わせた7割弱が「期待できる」と回答した。「どちらともいえない」が18.1%となっており、現時点では効果の有無を判断できないと考えている回答者も少なくない。「あまり期待できない」(6.3%)や「ほどんど期待できない」(1.9%)はわずかにとどまった。
〔以下、日経ものづくり2013年10月号に掲載〕