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【調査テーマ:生産ラインの進化】
今、日本メーカーで生産ラインが著しく進化している。増産や顧客のニーズ、現地生産に対応するためなどの理由で、この5年、すなわちリーマン・ショック後に、多くの企業が国内外で生産ラインを刷新、または新規導入している実態が明らかになった。自動化率を高めたり、「コンパクトライン」などを開発したりして工場に導入。新発想の生産技術の開発や作業者の育成といった課題も乗り越えて、コストや品質、スピードに関する競争力を高めている。 (近岡 裕)

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 2008年のリーマン・ショックを境に日本メーカーを取り巻く経営環境が大きく変わったという認識を基に、ここ5年という期間を区切りとした。その上で、日本はもちろん、海外を含めた世界における生産ラインの刷新/新規導入の状況を聞いた。その結果、「はい」との回答が60.4%と過半数を超えた。日本メーカーの多くが生産ラインへの開発・投資に積極的になっていることが分かる。

 
〔以下、日経ものづくり2013年12月号に掲載〕