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 曲がるフィルム状スキャナの試作品が登場した。例えば,開いた状態の本や,ワインのラベルといった曲がった紙面にフィルム状スキャナを密着させて読み取らせることができる。駆動部品や光学部品が不要なので,スキャナを小型・軽量化,低コスト化できる可能性が高い。東京大学助教授の染谷隆夫氏らのグループが有機半導体とプラスチック基板を使って開発した。

 通常のスキャナは,ライン状のセンサーを動かして読み取るので駆動部品と光学部品が必要になる。これに対して,今回開発したフィルム状スキャナはセンサーが格子状に並んでおり,面で読み取るので機械的なスキャン動作が必要ない。フィルムを対象物に押し当て,蛍光灯などの周辺光で読み取るので特別な光学部品も必要ない。