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【テレビ受像機】
1080p対応など高画質化技術が続々
LSIの高集積化が新規参入促す

 今回のCESの主役を張ったHDTV対応のテレビ受像機。その動向は,大きく「高画質化」「低価格化」の2つに分けられる。

 高画質化の代表は,現時点では最高画質のHDTVといえる1080pへの対応である。特に,大画面市場向けの画素型リアプロで1080p対応品の出展が相次いだ。例えば,セイコーエプソンは,同社の最新の液晶パネル技術「D5」を採用したリアプロを参考出展した。D5の前世代製品である「D4」も1080pに対応しており,富士通ゼネラルが前面投射型プロジェクタを製品していたが,D5を組み込んだリアプロを出展するのは今回が初めてとなる。日本ビクターは同社のLCOS(liquid crystal on silicon)である「D-ILA」によるリアプロに1080p対応品を加えた。

【ストレージ】
次世代光ディスクの焦点は対話型操作
1インチ型HDDは10Gバイトへ

 2005年末に到来する最初で,かつ最も重要な商戦を逃すまいと,HDTV映像を格納可能な次世代光ディスクを手掛ける機器メーカーは製品開発に必死だ。この時期にプレーヤやパソコン用の記録再生装置といった機器と,映画を格納したパッケージ媒体をセットで市場に投入できれば,デジタル放送と並ぶHDTVコンテンツの供給媒体として次世代光ディスクの存在感を高めることができるからだ。「HDTVテレビ受像機を購入するのは比較的裕福な消費者。テレビ受像機の購入と同時に次世代光ディスク・プレーヤを買ってもらえる」(次世代光ディスク関係者)との期待がある。

【無線ネットワーク】
UWBの実用化が間近に
部屋間ではメッシュも浮上

 HDTVの動画コンテンツを家庭のデジタル家電機器間でやりとりする際に,ネットワークは何を使うのか--。ここ数年のCESで必ず問われてきたテーマである。MPEG-2で符号化したHDTV動画ストリームを3チャネル~4チャネル同時に伝送することを考えると,実効的なデータ伝送速度で70Mビット/秒~100Mビット/秒が必要になる。現状の無線伝送の主流である無線LAN(IEEE802.11b/g)では足りない。このままでは,2005年末に訪れるというHDTV関連機器の大商戦に乗り遅れてしまう。

【セットトップ・ボックス】
HDD内蔵型が次世代へ
携帯機器との連携を深める

 録画機器を語る上で欠かせない部品となったHDD。このHDD録画機を世界に先駆けて実用化した米TiVo Inc.が,2006年末までに完成する予定の次世代戦略「Tahiti」を発表した。HDD録画機のネットワーク対応をより積極的に進め,インターネット経由で見たい番組をダウンロードしたり,逆に外出先に持ち運ぶ携帯端末にHDD録画機から番組を転送して視聴したりできるようにする。

 今回のCESでは,TiVo社に限らず多くの企業が,家庭に設置するHDD内蔵型セットトップ・ボックスとインターネットを組み合わせて番組視聴できる技術を展示した。ピア・ツー・ピア(PtoP)の仕組みを取り入れて家庭にある組み込み機器にHDTVを含めた映像コンテンツを配信する技術も登場した。

2005 International CES特設ページ