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家庭の電話線や同軸ケーブルを使って,100Mビット/秒を超える伝送速度のネットワークを構築できる技術「HomePNA Version 3.0」がいよいよ利用可能になってきた。仕様策定にかかわったイスラエルCopperGate Communications,Ltd.が,2回に分けて内容を解説する。(蓬田 宏樹=本誌)

南耕二
カッパーゲート・コミュニケーションズ・ジャパン テクニカル・マネージャ
Richard Nesin

イスラエルCopperGate Communications,Ltd.,Vice President of Marketing
 家庭の電話線を使って100Mビット/秒を超えるデータ伝送速度を実現できる伝送規格「HomePNA Version 3.0」(以下,HomePNA 3.0)がいよいよ利用可能になってきた。対応する送受信ICの量産出荷が2004年末に始まった。2005年後半には最大240Mビット/秒までデータ伝送速度を高めた製品も登場する予定である。

 HomePNA 3.0は通信媒体として電話線に加え,同軸ケーブルが利用できる。これを無線LANや広帯域の無線通信技術UWBなどと組み合わせて,部屋内では無線接続を利用し,部屋間は電話線や同軸ケーブルを使う,ハイブリッド型の家庭内ネットワークを構築できる。

 HomePNA 3.0は家庭内ネットワークでの利用に加え,集合住宅などで各戸をブロードバンド接続する用途にも適用できる。100Mビット/秒以上のデータ伝送速度を,300m~400mと比較的長い距離で維持できるためだ。最近日本でも急速に普及し始めた「FTTB(fiber to the building)」の100Mビット/秒という高い伝送速度を,家庭の中までも維持できる。