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 ソニーは2005年1月7日,インターナショナル ディスプレイ テクノロジー(IDTech)の液晶パネル製造事業を185億円で買収する,と発表した。IDTechは,台湾のTFT液晶パネルの大手メーカーである「Chi Mei Optoelectronics Corp.(CMO)」の日本子会社である。今回の買収により, IDTechの製造拠点である野州事業所の従業員と生産設備をソニーは手に入れた。

 同社は同事業所に270億円を投資して,IDTechがこれまで手がけてきたアモーファスSi(a-Si)TFT液晶ではなく,低温多結晶Si(p-Si)TFT液晶パネルの生産拠点へと衣替えする予定である。同事業所のTFT液晶パネル生産ラインのガラス基板サイズは550mm×650mm(第3世代),生産能力は7万5000シート/月(基板ベース,a-Siの場合)だが,追加設備の導入によって,2006年4月から,2万5000シート/月のラインとして生産を開始する計画である。買収の目的は,(1)生産能力のスピーディな増強,(2)液晶パネル・エンジニアの確保,の2点とみられる。