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 半導体はあと数年で60歳の“還暦”を迎える。トランジスタがこの世に生まれたのが終戦直後の1947年。技術の継続的な発展と応用の拡大により市場は年平均成長率で16%,約5年で2倍という急成長を遂げた。

 そして今,新たなフェーズ,安定成長期を迎えたと言ってよい。始まりは1996年,すなわち半導体がちょうど50歳の時からである。この時を境にグローバル化の急速な進展や新しいビジネス・モデルの浸透により,半導体の事業と技術開発環境はさま変わりした。ひと言でいえば,何を競争力とするかが厳しく問われる時代となった。

 本コラムでは,「新しい時代の競争力とは何か?」について筆者の見方を披露する。読者の思考の一助となれば望外の幸せである。