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 2004年10月18日から、「Convergence 2004」が開かれた。今後のカーエレクトロニクスのトレンドを、車載機器同士を組み合わせることと位置付けた。

 30年目となるConvergenceの歴史は、そのままカーエレクトロニクスの歴史と重なる。第1回の1974年にConvergenceで取り上げた主なトピックは、エンジン制御にECUを導入することだった。80年代はECU同士のネットワーク化、90年代にはIT機能のクルマへの導入が主なテーマだった。

 続く2000年代のトレンドは「車載デジタル機器同士を組み合わせること」(Convergence議長で米Ford Motor社副社長のGerhard Schmidt氏)。例えばカーナビゲーションと横滑り防止装置を組み合わせれば、クルマが向かっている方向、あるいは周囲の状況と連動した安定性制御ができる。つまり、ソフトウエアだけで新しい自動車の機能を作ることができるのだ。

 これを具体的な例で示したのが日産自動車。同社の講演「HEV Charge/Discharge Control System Based on Navigation Information」(講演番号2004-21-0028)で、カーナビを利用して進路の先にある坂道や渋滞を検知することでバッテリの充放電を制御し、ハイブリッド車の燃料消費量を節約する研究を紹介した。「ティーノ ハイブリッド」による実験では、山中湖からの下り中心のルートで7.8%の燃費改善効果があったという。この実験車では、追加したハードウエアはカーナビ周りのインタフェース程度で、あとはソフトウエアだけで燃費改善を可能としている。