PR
熊代 成孝
半導体理工学研究センター(STARC) IP開発部

半導体プロセスが微細化してさまざまな物理現象があらわになり,それをトランジスタ・レベルで解析する回路シミュレータの重要度が上がっている。回路シミュレータは1970年代に登場し,EDA(electronic design automation)ツールの元祖的な存在である。現在でも,SoC(system on a chip)設計の部品であるIP(intellectual property)コアやマクロセルの開発では,回路シミュレータを使った解析は欠かせない。また,各種のEDAツール向けのモデル・ライブラリは,回路シミュレータの処理結果をベースに作成される。

 今回はアナログ・マクロやSRAMマクロ,プリミティブ・マクロセルなどの回路設計に使われるEDA(electronics design automation)ツールとその周辺技術を取り上げる。最初に回路シミュレータとその大規模・高速版について述べる。次にそこで使うモデルを説明する。