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詳報
切削加工のマグネシウム合金製歯車,安全な加工条件を発案

質量は炭素鋼製やステンレス鋼製の1/4

 早川精機(本社茨城県笠間市)は,切削加工によるマグネシウム合金製歯車を試作した。マグネ合金(AZ31)の丸棒から旋盤で削り出し,汎用の歯切り盤で歯車形状に仕上げる(図1)。今回試作したのは歯先円直径が12mmと32mmの歯車で,質量は同形状で炭素鋼(S45C)製やステンレス鋼(SUS304)製の約1/4と小さい。
 想定している用途は,減速機やギアードモータなどのうち,軽量化を特に必要としているもの。さらに切削加工は金型が要らないので,現在はダイカストや転造など金型を必要とする加工法でロット数が少ないものの置き換えも狙う。
 ただし,鋼と比べて強度は劣るので「自動車のトランスミッションといった大トルクを伝達するような用途には向かない」(同社代表取締役の早川良雄氏)。大きくなればなるほど軽量化の効果も高いので,今回試作した歯先円直径が12mmと32mmの歯車に限らず,さらに大型の歯車の注文も引き受ける予定だ。