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詳報
患者の負担が小さいカプセル型内視鏡,数年内に実用化へ

小型化・高機能化進めるアールエフ,治験始めるオリンパス

 カプセル型内視鏡が注目を集めている(表)。使い方は,錠剤のように飲み込むだけ。胃や腸のぜん動運動に任せて体内を進行しながら消化管の映像を自動撮影した後,体外に排出される。管を挿入する従来の内視鏡と比べ,患者に大きな負担を与えない楽な検査法として早期の実用化が期待されている。
 日本国内において同内視鏡で先行するのは,アールエフ(長野市)。同社の「NORIKA」システムは,CCDなどを搭載した小型カプセル,それを制御・操縦するコントローラ,電力送信用コイルと姿勢制御用コイルを内蔵したベストから成る(図)。体内に入った小型カプセルにベストを介して電力を供給し,家庭用ゲーム機と同様のコントローラで姿勢を制御したりピントや照明を調整したりしながら画像を撮る。
 小型カプセルの撮像素子にCMOSではなくCCDを採用するのは,医者がこだわる色の再現性や明るさを優先させたため。半面,消費電力の点ではCMOSより不利だが,無線技術によりCCDを体内に残し,最も消費電力の大きいDSP(Digital Signal Processor)を体外に出すことに成功。小型カプセル自体の消費電力を25mWにまで抑えた。