David Kestenbaum(司会,米National Public Radioの科学レポーター):皆さんはコンピュータや情報について語っていますが,そもそも何でコンピュータが必要なんでしょう?クレヨンや泥んこじゃダメなんですか?
Seymour Papert:コンピュータを情報を伝えるものと見なすなら,答えは簡単です。大昔,情報は口でしゃべって伝えるものだった。口伝えの限界を書き言葉が広げ,印刷技術はそれをもっと先へ進めた。コンピュータは,同じ流れの中の次のステップです。でも,それだけじゃない。コンピュータが教育に大いに役立つのは,単に情報を伝えるだけじゃなく,組み立てられるからです。子供はコンピュータを使って,すごく複雑で豊かな内容を作り上げることができる。