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成果主義による賃金体系は,技術者には向かない。モチベーションを高めるために,好きな仕事をさせてほしい。生まれ変わっても,やっぱり技術者になりたい—。本誌が実施したアンケートから,こうした日本の技術者像が浮き彫りになった。


 ある経済誌で「学者・エコノミストが選んだ2004年のベスト経済書」に選出された話題の書籍がある。その名も「虚妄の成果主義」(高橋伸夫著,日経BP社)。大型書店のビジネス書のコーナーでは,現在でも平積みされている“ベストセラー”だ。図らずも,日本の技術者の意見もまた,書籍のタイトルの「妥当性」を裏付ける結果となった。

  6割が導入済み,肯定派は1割
 成果主義による賃金体系は既に6割の企業が導入しており,今後導入しようと計画している企業を含めると8割に達するほどの“大流行”だ。
 だが,技術者からの評価は芳しくない。成果主義による賃金体系が「成功する」という意見はわずか11.2%。「成功しない」(50.9%)という否定派が半数を占めた。「どちらとも言えない」(37.9%)という回答も多いが,これは導入されたばかりで,その結果がまだ見えていないということが影響していると思われる。