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欧州で、米国で、韓国で、乗用車のディーゼルシフトが始まった。クリーン化が進み、性能も向上した最新のディーゼルは大気汚染にそれほどインパクトを与えずにCO2を削減するための有力な手段になり得る。日本メーカーにも技術はある。行政も世界の潮流に気づき始めた。消費者の意識が少しでも変われば、日本でもディーゼルは復活する。(鶴原吉郎)

Part 1:増殖するディーゼル車
世界の趨勢に取り残される日本 消費者の4割が購入に興味

世界の潮流がディーゼル化に向かう中、日本だけが取り残されつつある。既に乗用車の半数をディーゼルが占めるようになった欧州。大型SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)やピックアップトラックからディーゼル化する米国。SUVを中心にディーゼル化が進む韓国。京都議定書が2005年2月に発効した現在、ディーゼル乗用車の普及はCO2削減の有力な選択肢となるはずだ。

Part 2:最新エンジンはここまで来た
ガソリン車をしのぐ出力 クリーンさでもガソリン並み目指す

ディーゼルエンジンが商品力を左右するようになった欧州では、競争の厳しい高級車クラスで新型エンジンが相次いで登場している。一方、品ぞろえで見劣りする日本メーカーは、まず売れ筋の2.0Lクラスを固める。軽量化設計や燃料噴射システムなど、要素技術では欧州メーカーに負けていない。

Part 3 : 要素技術の進化
高速・高圧化する噴射システム 複雑化する次世代ターボ

ディーゼル乗用車が日本でもう一度市民権を取り戻すにはガソリン車並みに排ガスをクリーン化することが不可欠だ。にそのための道筋は見えている。燃料噴射装置の進化でエンジン本体のクリーン化を進め、出力の低下をターボの進化で補うことだ。