自動車事故対策機構は2005年2月に、横滑り防止装置の効果に関するレポートを発表した。レポートでは、単独事故、正面衝突事故に関しては、事故率が36%減少したとして、横滑り防止装置の事故防止効果が高いことを指摘している。特に高速道路での単独事故や湿潤路で効果的だという。
こうした予防安全技術に関する調査は、米国でもNHTSA(高速道路交通安全局)が2004年10月に横滑り防止装置に関する調査結果を発表したばかり。米国とそれほど変わらないタイミングで、日本の公的機関が横滑り防止装置の効果を評価したことになる。