PR
早川精機は、マグネシウム(Mg)合金製の歯車を開発した。Mg合金製の歯車の開発は初めてという。歯車の強度や面圧など試験データを収集している段階で、2005年末には量産可能な体制に入る。Mg合金は加工時に発火の恐れがあることから、開発に取り組むメーカーは少なかった。主に軽量化に力を入れている自動車業界への採用を見込む。

 早川精機が開発した歯車の直径は、33mmと14mmの2種類。同社は自動車の減速機など向けに、鉄やステンレス製の歯車を製造している。Mg合金の加工に関してノウハウはなかったが、独自技術を持ちたいとの考えから開発に取り組んだ。
 同社は加工法に関して詳しいことは公開していないが「Mg合金加工時の作業環境と切り粉の処理を工夫した」(同社社長の早川良雄氏)と説明する。作業環境に関しては、静電気の発生を抑えることや発火の危険性のあるものを近づけないことなどに配慮した。また、切削時に出る切り粉も独自の方法で処理した。