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工作機械メーカーに対して、自動車メーカーや自動車部品メーカーが過剰な品質を要求する例が増えている。その背景にあるのはさらなるコストダウン要求や、韓国メーカーなどの台頭だ。品質改善の圧力から、「不良率ゼロ」という実現不可能な要求が出ることもある。

 工作機械メーカーの森精機製作所によると、ここ数年、精度品質の要求が特に厳しくなっているという。
 森精機では、顧客から預かった図面をもとに設備計画を立てる。問題になっているのは、その図面に指定されている工程上の品質のバラつき幅である「工程能力指数」。統計学的にばらつきがどれくらいあるかという数値で、Cp値(Process Capability)と呼ばれる。1.0、1.33、1.67などが一般的に使われるが、数字が大きいほうが精度は高くなり、不良品は出ないことになる。