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車両用組み込みソフトを標準化する団体が相次いで生まれている。車載ソフトを開発していたサプライヤーは、アプリケーションの開発に集中できるようになる。アプリケーションの機能/品質がソフトウエアの価値(サプライヤーの価値)を決める時代になる。

ベクター・ジャパン 組込ソフト部
青田 浩之

 現在のクルマは、機能別にさまざまなECU(Electronic Control Unit)を搭載している。例えば、エンジンはエンジン専用ECUで制御し、ブレーキはブレーキ専用ECUで制御するのが当たり前になっている。
 それぞれの専用ECUに求められる機能は、高度化そして複雑化する方向にある。そ の一方で開発期間を短縮しつつ、さらなる信頼性を要求する圧力もある。これらを同時に満足させる方法の一つとして、ソフトウエアの再利用がある。プロセッサに依存しないようソフトウエアをモジュール化し、そのモジュールをライブラリ(汎用性のある関数やデータの集まり)として蓄積することで、同じ機能が必要な場合に繰り返して使うのである。特にOS(オペレーティング・システム)を使用する場合には、各種の要求機能を、実行単位ごとに分けた「タスク」として取り扱うことができるため、より再利用の幅が広がる。