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中武成夫氏
シャープ専務取締役液晶事業統轄兼AVC液晶事業本部長


--液晶テレビの製品ラインアップ戦略について迷い悩んでいた時期もあったそうですが。

中武氏 2004年8月に45インチ型の液晶テレビを商品化したんですが,その手応えがとても良かった。非常に高価なものですが,思った以上に需要があった。大画面に対する需要は,これからますます拡大する,そう確信しました。CRTテレビは奥行きが深く,しかも重たい。大画面という領域はなかなか受け入れられてこなかった。それが薄型化によって,液晶かPDPかにかかわらず,消費者の志向はより大画面へとシフトすることだろう。

 重要なのは,PDPなどほかの方式の薄型パネルを意識することではない。いかにCRT市場を置き換えていくかということです。薄型テレビ市場はまだ,世界のテレビ市場で見るとたかが数%の規模ですから。パイが決まった市場での競争はうれしいものではないが,薄型テレビは間違いなく右肩上がりの市場といえる。やり方によっては,どんどんパイを大きくしていける。CRTに性能で劣る部分を改善し,パイを拡大していくことが我々の命題です。
(聞き手=本誌編集長,浅見直樹)