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最初のベンチマーク・テストの登場は1970年にさかのぼる。それから現在に至るまで,さまざまなベンチマーク・テストが登場しては消えていった。今回は,その歴史の初期に当たる1970年代~1980年代に,ベンチマーク・テストがどのように姿を変えていったのかをみる。(本誌)

Steve Leibson
米Tensilica,Inc.

 マイクロプロセサ向けの標準的なベンチマークは,命令セット・シミュレータ(ISS)と同様に,米Intel Corp.のマイクロプロセサ「4004」にわずかに先行して登場した。業界標準の地位に上り詰めた最初のベンチマークは「Livermoreカーネル」として知られるプログラム群だった。「Livermoreループ」と呼ばれることもある。Livermoreカーネルが開発されたのは1970年である。Fortranで記述した14種類のカーネルから成っていた。1980年代には,これに10個のカーネルが追加された。米Lawrence Livermore National Laboratory(LLNL)のF. H. McMahon氏は,1986年に発表した論文の中でベンチマーク・プログラム群の最終版について触れた。