Steve Leibson
米Tensilica,Inc.
マイクロプロセサ向けの標準的なベンチマークは,命令セット・シミュレータ(ISS)と同様に,米Intel Corp.のマイクロプロセサ「4004」にわずかに先行して登場した。業界標準の地位に上り詰めた最初のベンチマークは「Livermoreカーネル」として知られるプログラム群だった。「Livermoreループ」と呼ばれることもある。Livermoreカーネルが開発されたのは1970年である。Fortranで記述した14種類のカーネルから成っていた。1980年代には,これに10個のカーネルが追加された。米Lawrence Livermore National Laboratory(LLNL)のF. H. McMahon氏は,1986年に発表した論文の中でベンチマーク・プログラム群の最終版について触れた。