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 NAND型フラッシュEEPROMを考案した本家本元の東芝。保有する数多くの基本特許を盾に,2004年11月には韓国Hynix Semiconductor Inc.を特許侵害で提訴するなど,知的財産権の紛争で攻勢を強めている。

 その東芝が皮肉にも,NAND型フラッシュEEPROM関連の知的財産権をめぐる訴訟で窮地に立たされた。歴史的ともいえる多額の賠償金の支払い責任があるとの評決を下された。

 高速書き込みのメモリ・カードなどを手掛ける米Lexar Media,Inc.が,同社のNAND型フラッシュEEPROM関連技術に関するトレード・シークレット(企業秘密)を東芝が不正に使用したとして起こした訴訟について,米カリフォルニア州上級裁判所(第1審)の陪審員が,東芝と米Toshiba America Electronic Components,Inc.(TAEC社)に対して,約4億6540万米ドルの賠償責任があるとする評決を下した。このうち,8400万米ドルは懲罰的な賠償金である。2005年4月13日以降に予定される判決は今回の評決を尊重して下される公算が大きく,このまま確定した場合,損害賠償金の額は「カリフォルニア州では史上最高」(Lexar社)となる。