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 「2005年内にはRoHS指令対応を完了します」--。多くの機器メーカーがこんな宣言を始めている。環境対策への準備が整ったことが自社ブランドの向上に大きく寄与するためだ。ところが欧州における有害物質の使用を規制する法案「RoHS指令」への対応は,当初の予定であればもっと早い段階で完了しているはずだった。例えば,セイコーエプソンは当初,2005年3月中にRoHS指令への対応を完了する予定だったが,現在は同年10月を目標にしており,当初の計画より半年の遅れが生じている。RoHS指令をにらみ,2005年4月に「すべてのノート・パソコンにPb(鉛)フリー・ハンダの導入が完了した」と発表したNECも,ハンダ以外のメッキ部のPbフリー化が完了するのは2005年度末になることを明らかにしている。RoHS指令への対応の遅れはセイコーエプソンやNECに限った話ではない。多くの機器メーカーも状況は同じだ。
 RoHS指令への対応が当初の計画通り進まなかったのはなぜか。