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日経ものづくり 現代ものづくり考

電子辞書

受験生,中高年,中国語、多様化と高機能化が進む

高村 敦(電通・消費者研究センター 主管)

 電子辞書が売れている。
 けん引力となっているのは,単に英語の辞書機能だけではなく,複数の語学辞書や専門用語辞書,あるいは辞書に限らない多様なコンテンツを搭載した高機能・高価格の「本格派タイプ」。このタイプの国内需要は2000年度には90万台だったが,2004年度には230万台とここ数年で飛躍的な伸びを示している(カシオ計算機の調査より)。
 1980年代に電卓技術を応用して市場に登場した電子辞書は,英語を生業とするエキスパートなど一部の層向けといった感が強かった。しかしメモリーや液晶パネルのコストダウンを背景とした開発競争により,操作性やコスト・パフォーマンスが向上。商品ラインアップも拡充され,次第にユーザーのすそ野を広げていった。
日経ものづくり 現代ものづくり考
電子辞書の「EBR-800MS」(左上,ソニー),「エクスワード XD-LP4600」(右上,カシオ計算機),「wordtank V80」(中央,キヤノン),「PW-V9400」(左下,シャープ),「SR-E9000」(右下,セイコーインスツル)