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 三菱電機は,ピーク波長の異なる6種類の発光ダイオード(LED)をバックライト光源に用いる液晶モニタを開発した。表示できる色の再現範囲拡大を狙ったもので,「インクジェット・プリンターで印刷した画像の色再現と同等の表示ができる」(同社 先端技術総合研究所 映像入出力技術部 部長の杉浦博明氏)ことがウリだ。

 ディスプレイは通常,R(赤色),G(緑色),B(青色)の3原色から表示する色を 作り出している。最近では,バックライト光源を従来の冷陰極蛍光管(CCFL)から3 色のLEDに置き換えRGBの色純度を高めることで,色再現範囲を広げる動きが進んでい る。ただし,それでもシアン系など,表現できない色が存在していた。そこで,ピー ク波長が異なる3種類の色を新たに追加して6つの原色から表示色を作り出すことにし たのである。例えば今回の試作品は,自然界に存在する物体色を示す色票「 Munsell Color Cascade」の95.58%を表示できる。3色のLEDバックライトを用いた三 菱電機の試作品では80.62%だったという。