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日経ものづくり 詳報

でこぼこ道も水中も
ロボットはあらゆる所を移動する

愛知万博で6月9日から65種類のプロトタイプ・ロボットが登場

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)と2005年日本国際博覧会協会は,愛知万博のロボット週間(2005年6月9~19日)に「プロトタイプロボット展」を開催する。2020年ごろの実用化を目指して開発を進めている65種類のロボットが展示される予定だ。
 実用化に向けた課題は残るものの,独創的なアイデアを適用したロボットばかり。事前に公開されたロボットの中から,移動手段に着目してプロトタイプ・ロボットの仕組みを紹介する。

形状記憶合金で球形状を弾性変形
 移動跳躍ロボット「KOHARO」は,環状にした金属の帯を組み合わせて球形状にし,約20本の形状記憶合金製コイルで内面を接続した構造のロボットだ(図)。立命館大学理工学部平井研究室と東レエンジニアリング(本社大阪市)が開発した。
 通電すると形状記憶合金製コイルは縮むため,球形状が弾性変形してひしゃげる。通電するコイルの場所や時間を制御することで,転がりながら移動したり,跳躍したりできる。
 本体が柔らかくて軽いため,人にぶつかっても危害を与える可能性が非常に小さいこと,製作費が約1万円と安価なことが特徴。制御回路を内蔵するかどうかなどで複数のタイプを用意し,3タイプで 10個のロボットを出展する予定だ。

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図●移動跳躍ロボット「KOHARO」
金属製の帯を組み合わせて球状にし,内面に形状記憶合金のコイルを張り巡らせた構造。