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篠原 勝美氏
知的財産高等裁判所長

--まずは知的財産高等裁判所ができた経緯をお教えください。なぜ知的財産(知財)を専門に扱う裁判所が今,必要なのでしょうか。

 知財に関係する訴訟の増加を背景に,知財立国を目指す日本の政策の一環として設立されました。 2004年6月に知的財産高等裁判所設置法が制定され,2005年4月1日から活動を始めました。

 知財高裁は司法制度の準備を含め,約2年間という驚異的なスピードで発足しました。これは,知財保護について,いかに司法が重視し,重要な役割を担っていこうとしているかを反映していると思っています。

しのはら かつみ
1944年生まれ。東京大学を卒業し,1970年東京地方裁判所判事補となる。1985年に最高裁判所調査官となり,東京地方裁判所部総括判事,横浜地方裁判所部総括判事,函館地方・家庭裁判所長,東京高等裁判所部総括判事を経て,2005年4月から現職。